1. 小児肺塞栓をベッドサイドで被曝なく除外するPERC-Pedsルール(BEEPER、米21施設前向き診断精度研究)
Lancet Respir Med (IF 32.8) | PMID 42398511 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42398511/ | 2026 Jul 03
和訳アブストラクト
救急で肺塞栓(PE)が疑われる4〜17歳の小児を対象に、小児用PE除外基準(PERC-Peds)が安全にPEを除外できるかを検証した米21施設の前向き診断精度研究。2020年7月〜2024年9月に4039例を登録、4011例を判定。年齢中央値15歳、女児64.0%。45日以内のPEまたは近位DVT(静脈血栓塞栓症)は253例(6.3%、95%CI 5.6–7.2)。PERC-Pedsの感度99.6%(95%CI 97.8–100.0)、特異度19.6%、偽陰性率0.1%(0.0–0.8)。D-dimerは78.8%で施行。PERC-Peds→D-dimerの逐次適用で54.3%を除外でき偽陰性率0.9%。PERC-Peds陰性は小児PEを安全に除外し、低価値な画像検査を減らしうる。
PICO
- P: PEが疑われ救急を受診した4〜17歳の小児4011例
- I: PERC-Pedsルール(±D-dimer)による除外
- C: 45日以内の画像確定PE/近位DVT(独立委員会判定)を基準
- O: 感度99.6%・偽陰性率0.1%。陰性なら安全に除外可能
すでに知られていること: 成人のPERCは確立するが、小児PEの除外ルールのエビデンスは乏しかった。
本研究で明らかになったこと: PERC-Pedsは小児PEを高感度で安全に除外でき、不要な検査削減につながりうる。