今週の注目
• AQP4陽性NMOSDにオビヌツズマブβが劇的な再発抑制効果(Nature Medicine): 糖鎖改変II型抗CD20抗体オビヌツズマブβの第3相RCT(n=91)で、52週までの再発率がプラセボ群45.7%に対し治療群4.4%と大幅に低減(HR 0.069、95%CI 0.016-0.296、p<0.0001)。NMOSDは呼吸筋麻痺・自律神経障害など周術期・ICU管理に直結しうる疾患。
• AF+僧帽弁狭窄症でのDOAC vs ワルファリン(Annals of Internal Medicine): 台湾の標的試験エミュレーションで、心房細動+僧帽弁狭窄症患者ではDOACがワルファリンより1年時虚血性脳卒中リスクが高く(リスク差4.97ポイント、95%CI 1.27-8.57、RR 1.22、95%CI 1.05-1.41)、心筋梗塞リスクは低い(RR 0.61、95%CI 0.37-0.99)。周術期抗凝固方針の参考に。
• 非心臓手術の周術期心血管リスク管理グランドラウンド(Annals of Internal Medicine): 多疾患併存の80歳男性の広範な皮膚癌手術を題材に、内科医と循環器医が2024年AHA/ACCガイドラインに基づく術前評価・過剰スクリーニング回避・周術期モニタリングの実践を討論。麻酔科医の周術期評価に直結する内容。
• 低・中所得国の禁煙戦略に関する総説(New England Journal of Medicine): WHOのMPOWER戦略とAsk-Advise-Connectモデルを軸に、行動療法+薬物療法(シチシン・ニコチン置換療法等)を組み合わせた費用対効果の高い禁煙支援策を提示。周術期の禁煙介入を考える麻酔科医にも参考になるレビュー。
The Lancet(IF 98.4) — 要約 3件 / 一覧 19件
1. 非分節型尋常性白斑を有する成人・青年に対するウパダシチニブの有効性と安全性(Viti-Up): 2件の第3相ランダム化比較試験の結果
🔒 有料(抄録のみ)The Lancet (IF 98.4) | PMID 42594914 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42594914/ | 2026 Aug 15
和訳アブストラクト
非分節型尋常性白斑の成人・青年(顔面・体幹病変、F-VASI≥0.5、T-VASI 5〜50未満)を対象に、選択的JAK阻害薬ウパダシチニブ15mg1日1回経口とプラセボを2:1でランダム化比較した国際多施設二重盲検第3相試験2件(Viti-Up-1: n=308、Viti-Up-2: n=306)。共主要評価項目は48週時点のT-VASI 50達成率とF-VASI 75達成率で、ウパダシチニブ群はプラセボ群に比べいずれの試験でも有意に高い達成率を示した(T-VASI 50: Viti-Up-1で19% vs 6%、Viti-Up-2で21% vs 6%、いずれもp<0.001; F-VASI 75: Viti-Up-1で25% vs 6%、Viti-Up-2で23% vs 7%、いずれもp<0.001)。重大心血管イベント・静脈血栓塞栓症・消化管穿孔・活動性結核・リンパ腫・非黒色腫皮膚癌・帯状疱疹以外の日和見感染の報告はなく、安全性プロファイルは既知のウパダシチニブのものと一致した。
PICO
- P: 顔面と体幹に病変を有する12歳以上の非分節型尋常性白斑患者(F-VASI≥0.5、T-VASI 5〜50未満)、Viti-Up-1(n=308)・Viti-Up-2(n=306)
- I: ウパダシチニブ15mg 1日1回経口
- C: プラセボ
- O: 48週時点のT-VASI 50達成率・F-VASI 75達成率(共主要評価項目)
すでに知られていること: 非分節型尋常性白斑に対して承認された全身療法はこれまで存在しなかった。
本研究で明らかになったこと: ウパダシチニブ15mgは顔面・全身の色素再生を有意に促進し、新たな安全性シグナルは認められなかった。
2. 既治療進行腎細胞癌に対するベルズチファン+レンバチニブ対カボザンチニブ(LITESPARK-011): 非盲検ランダム化比較第3相試験
🔒 有料(抄録のみ)The Lancet (IF 98.4) | PMID 42586114 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42586114/ | 2026 Aug 12
和訳アブストラクト
抗PD-1/PD-L1療法後に増悪した進行淡明細胞型腎細胞癌患者747例を対象に、ベルズチファン120mg+レンバチニブ20mg(n=371)とカボザンチニブ60mg(n=376)を1:1でランダム化比較した国際多施設非盲検第3相試験。主要評価項目は独立中央判定による無増悪生存期間と全生存期間。第2回中間解析(追跡期間中央値29.0か月)では、無増悪生存期間中央値はベルズチファン+レンバチニブ群14.8か月 vs カボザンチニブ群10.7か月(HR 0.70, 95%CI 0.59-0.84, 片側p<0.0001)と有意に延長した一方、全生存期間中央値は34.9か月 vs 27.6か月(HR 0.85, 95%CI 0.68-1.05, 片側p=0.061)で有意差はなかった。Grade3以上の治療関連有害事象はベルズチファン+レンバチニブ群84%、カボザンチニブ群83%に発現し、最多は高血圧(31% vs 29%)だった。
PICO
- P: 抗PD-1/PD-L1療法後に増悪した18歳以上の進行・転移性淡明細胞型腎細胞癌患者747例
- I: ベルズチファン120mg+レンバチニブ20mg 1日1回経口
- C: カボザンチニブ60mg 1日1回経口
- O: 独立中央判定による無増悪生存期間、全生存期間(共主要評価項目)
すでに知られていること: 免疫チェックポイント阻害薬後に増悪した進行腎細胞癌に対する明確な標準治療は確立していなかった。
本研究で明らかになったこと: ベルズチファン+レンバチニブはカボザンチニブに比べ無増悪生存期間を有意に延長したが、全生存期間には有意差を認めず、新たな治療選択肢となりうることが示された。
3. HIV-1に対する1日1回標準治療から週1回単剤配合islatravir-lenacapavirへの切り替え(ISLEND-2): 多施設ランダム化非盲検第3相非劣性試験
🔒 有料(抄録のみ)The Lancet (IF 98.4) | PMID 42586113 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42586113/ | 2026 Aug 12
和訳アブストラクト
6か月以上ウイルス学的に抑制されているHIV-1感染成人626例を対象に、週1回経口islatravir(2mg)-lenacapavir(300mg)配合錠への切り替え(n=314)と1日1回経口標準治療の継続(n=312)を1:1でランダム化比較した非劣性試験(非劣性マージン4%)。主要評価項目は48週時点でHIV-1 RNAウイルス量50コピー/mL以上の割合で、islatravir-lenacapavir群0.3%(1/314)、標準治療群1.3%(4/312)(差-1.0%, 95.002%CI -3.0〜1.1)と非劣性基準を満たした。治療関連有害事象はislatravir-lenacapavir群18%、標準治療群1%未満に発現し、重篤な有害事象・死亡の発現率は両群で同程度だった。
PICO
- P: 6か月以上ウイルス学的抑制が得られている18歳以上のHIV-1感染成人626例(ウイルス学的失敗歴なし)
- I: 週1回単剤配合経口islatravir(2mg)-lenacapavir(300mg)への切り替え
- C: 1日1回経口標準治療の継続
- O: 48週時点でHIV-1 RNAウイルス量50コピー/mL以上の割合(非劣性、マージン4%)
すでに知られていること: 投与間隔の長い抗レトロウイルス療法はウイルス学的転帰や治療満足度を改善しうると期待されていた。
本研究で明らかになったこと: 週1回経口islatravir-lenacapavirは標準治療に対し非劣性であり、忍容性も概ね良好であった。
Nature Medicine(IF 58.7) — 要約 9件 / 一覧 13件
1. 組織特異的な老化と疾患をモニタリングするための組織学的老化シグネチャー
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42601488 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42601488/ | 2026 Aug 14
和訳アブストラクト
GTEx(Genotype-Tissue Expression)コホートの983人由来40組織のホールスライド病理画像25,712枚を用い、深層学習により組織の微細な形態変化を定量化して生物学的年齢を予測する「組織時計(tissue clocks)」を開発した。これらはテロメア短縮・潜在病変・併存疾患など既知の老化マーカーと相関し、臓器ごとの老化速度の系統的評価により、組織特異的な加齢加速と関連する人口統計学的・生活習慣的・医学的因子(修正可能なリスク因子を含む)を同定した。さらに病理画像とトランスクリプトームデータを統合し、血液サンプルから組織特異的な年齢ギャップを予測する手法を開発、アルツハイマー病・脳卒中・クローン病を含む8つの主要疾患について独立コホートで疾患関連臓器老化を同定し妥当性を検証した。
PICO
- P: GTExコホートの983人、40組織由来ホールスライド病理画像25,712枚
- I: 深層学習による組織形態解析(「組織時計」の構築)、血液由来トランスクリプトームとの統合
- C: 既知の老化マーカー(テロメア長等)との相関比較、8疾患の独立コホートでの検証
- O: 組織特異的生物学的年齢の予測精度、疾患関連臓器老化の同定
すでに知られていること: 老化は組織の構造的・構築的リモデリングを伴うが、これを大規模に定量化する枠組みは限られていた。
本研究で明らかになったこと: 病理画像に基づく「組織時計」により組織特異的な老化速度を評価でき、血液サンプルからも臓器老化を推定できることが示された。
2. AI駆動デジタル生命体(digital organism)の構築方法
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42595785 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42595785/ | 2026 Aug 13
和訳アブストラクト
生物学は医学・薬学・公衆衛生・長寿研究の中核をなすが、実世界で操作するには複雑すぎ、また介入するにはコストとリスクが高すぎることが多い。本稿ではAIを用いて生物学と生命をモデル化・シミュレーションする構想として、複数スケールの基盤モデルを統合した「AI駆動デジタル生命体(AIDO)」の構築を提案する。AIDOは分子から細胞、個体レベルまで、生物学的スケール・連結性・複雑性を反映するモジュール式・接続可能・統合的なシステムとして構成され、生物学の予測・シミュレーション・プログラミングのための安全で安価かつハイスループットな代替プラットフォームを提供する。これにより、より良く導かれたウェットラボ実験と、より情報に基づいた第一原理的推論の新たな波を引き起こし、生命の解読と改善に貢献しうると展望する。
PICO
- P/I/C/O: —(展望論文(Perspective)のため)
すでに知られていること: 生物学的複雑性のために実世界での操作・介入は困難でコストとリスクが高い。
本研究で明らかになったこと: 多階層基盤モデルを統合したAI駆動デジタル生命体という構想が、生物学の予測・シミュレーション・プログラミングの新たな基盤となりうることを提示した。
3. トリプルネガティブ乳癌に対する一次治療としてのPD-1/VEGF二重特異性抗体+化学療法の第2相試験
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42587052 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42587052/ | 2026 Aug 12
和訳アブストラクト
未治療の局所進行切除不能または転移性トリプルネガティブ乳癌患者36例を対象に、PD-1/VEGF二重特異性抗体ivonescimab(20mg/kg、2週毎静注)とパクリタキセルまたはnab-パクリタキセル併用の一次治療としての安全性・有効性を評価した非盲検単群第2相試験。追跡期間中央値22.1か月時点で主要評価項目を達成し、治療関連有害事象は全例(100%)に発現、Grade3以上は58.3%(21例)、治療関連死はなし。免疫関連有害事象は41.7%(15例、うちGrade3以上4例)。評価可能35例における客観的奏効率は80.0%(95%CI 63.1-91.6、完全奏効2例[5.7%]、部分奏効26例[74.3%])だった。
PICO
- P: 未治療の局所進行切除不能・転移性トリプルネガティブ乳癌女性36例
- I: ivonescimab(PD-1/VEGF二重特異性抗体)20mg/kg 2週毎+パクリタキセル/nab-パクリタキセル
- C: 単群試験のため対照なし
- O: 安全性、担当医判定による客観的奏効率(RECIST v1.1)
すでに知られていること: トリプルネガティブ乳癌は乳癌全体の10〜20%を占める予後不良のサブタイプである。
本研究で明らかになったこと: ivonescimab+化学療法の一次治療は客観的奏効率80.0%と有望な抗腫瘍活性を示した。
4. RAS(ON)多選択的阻害薬daraxonrasibに対する獲得耐性が導く膵癌における合理的併用療法戦略
🔓 無料全文Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42581230 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42581230/ | 2026 Aug
和訳アブストラクト
daraxonrasibは変異型・野生型のN/H/KRASを標的とする経口RAS(ON)三重複合体阻害薬で、既治療のRAS変異転移性膵管腺癌に対する第1/2相試験で有望な有効性が報告されている。本研究では第1/2相試験の44例における治療前後のペア血中循環腫瘍DNA検体を用い800以上の遺伝子を標的シークエンスし、獲得耐性機序を解析した。RASシグナル経路の治療誘発性ゲノム変異は44例中26例(59%)で観察され、うち変異型KRAS増幅が16例(36%)と最多で、受容体チロシンキナーゼ(RTK)経路(9%)、MAPK経路(25%)、PI3K経路(9%)の変異も認めた。変異選択的KRAS G12C(OFF)阻害薬とは異なり、KRASの二次獲得変異は認められなかった。ヒト・マウスの前臨床モデルでも同様の耐性機序(変異型KRAS・MYC増幅、RTK上方制御)が確認され、DNA損傷応答標的薬・RTK標的薬・変異選択的RAS(ON) G12D阻害薬zoldonrasibとの併用により前臨床モデルで耐性を回避できた。
PICO
- P: 既治療RAS変異転移性膵管腺癌患者(第1/2相試験参加44例、血中循環腫瘍DNAペア検体)
- I: daraxonrasib単剤療法後の耐性機序解析、および併用療法(DNA損傷応答標的薬・RTK標的薬・zoldonrasib)の前臨床検討
- C: 治療前後の遺伝子変異プロファイルの比較
- O: RASシグナル経路の治療誘発性ゲノム変異の頻度・種類、併用療法による耐性回避効果
すでに知られていること: daraxonrasib単剤療法は既治療RAS変異膵癌に有望な効果を示していたが、獲得耐性機序は不明であった。
本研究で明らかになったこと: 耐性の多くはRASシグナル再活性化(特に変異型KRAS増幅)によるもので、標的併用療法が耐性回避に有効となりうることが示された。
5. B細胞リンパ腫における10年に及ぶCD19 CAR T細胞の持続
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42575986 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42575986/ | 2026 Aug 10
和訳アブストラクト
CAR T細胞療法はリンパ系腫瘍に持続的寛解をもたらすが、B細胞リンパ腫における長期持続の実態と生物学的特徴は不明であった。非ホジキンリンパ腫患者38例を対象に、4-1BB共刺激型抗CD19 CAR T細胞(CART19)輸注後最長10年までの持続性を検討したところ、5年以降の長期奏効者8例中5例でCAR19トランスジーンが検出され、うち3例でB細胞無形成が維持されており持続的な機能活性が示唆された。無増悪生存期間10.1年の1例では輸注9.3年後の時点で循環T細胞の1.2%をCART19が占めていた。長期持続CART19は二重陰性(CD4-CD8-)のエフェクターメモリー様表現型を示し、好気的代謝とT細胞活性化プログラムの亢進を伴っていた。T細胞受容体配列解析では9.3年時点でオリゴクローナルな持続がみられ、優勢クローン(CART19の70%)は輸注14日目時点で既に低頻度(0.1%未満)ながら検出されていた。
PICO
- P: 非ホジキンリンパ腫でCD19 CAR T細胞療法(CART19)を受けた患者38例
- I: 4-1BB共刺激型抗CD19 CAR T細胞療法後の長期(最長10年)フォローアップ
- C: 輸注早期時点との経時的な自己対照
- O: CAR T細胞の長期持続の有無・頻度、表現型・転写プロファイル・クローン構成
すでに知られていること: CAR T細胞療法は白血病では長期持続が報告されているが、B細胞リンパ腫での長期持続の実態は不明であった。
本研究で明らかになったこと: CART19は一部の患者で10年以上持続しうることが確認され、長期持続に特徴的な表現型・転写・クローン特性が同定された。
6. アクアポリン4陽性視神経脊髄炎スペクトラム障害に対するオビヌツズマブβの第3相ランダム化比較試験
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42575985 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42575985/ | 2026 Aug 10
和訳アブストラクト
抗CD20によるB細胞除去療法は視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)に長年用いられてきたが、大規模高品質なランダム化比較試験は限られていた。AQP4-IgG陽性NMOSD患者(18〜70歳、EDSS 7.0以下)91例を対象に、糖鎖改変II型抗CD20モノクローナル抗体オビヌツズマブβ(MIL62)1,000mg静注(n=45)とプラセボ(n=46)を1:1でランダム化比較した多施設二重盲検第3相試験。主要評価項目である52週までの初回判定確定再発までの時間について、再発はオビヌツズマブβ群4.4%(2/45)、プラセボ群45.7%(21/46)(HR 0.069, 95%CI 0.016-0.296, p<0.0001)と有意に抑制された。Grade3以上の治療関連有害事象の発現率は両群で同程度だった(6.7% vs 6.5%)。
PICO
- P: AQP4-IgG陽性NMOSD患者(18〜70歳、EDSS≤7.0)91例
- I: オビヌツズマブβ(MIL62)1,000mg静注
- C: プラセボ
- O: 52週までの初回判定確定再発までの時間
すでに知られていること: NMOSDに対する抗CD20療法は広く用いられているが、大規模ランダム化比較試験のエビデンスは限られていた。
本研究で明らかになったこと: オビヌツズマブβはプラセボに比べ再発リスクを大幅に低減し(HR 0.069)、安全性プロファイルも良好であった。
7. ライフコース全体を通じた2型糖尿病予防
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42575984 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42575984/ | 2026 Aug
和訳アブストラクト
2型糖尿病(T2D)予防はこれまで血糖異常が既に確立した段階での介入に主眼が置かれてきた。本稿では、正常血糖の維持・回復を最適な臨床目標として、前糖尿病状態(中間高血糖)からの寛解を軸にT2D予防を再定義することを提案する。正常血糖から血糖異常の進行を経てT2Dに至る過程は、ライフコース全体にわたる生物学的・行動学的・環境的曝露によって漸進的かつ累積的に規定される。前糖尿病寛解は達成可能で実践的、測定可能な予防目標であり、本稿では発達期・移行期・文脈的決定因子を統合したT2Dのライフコースリスク構造を提示し、代謝脆弱性が増大する重要な時期と正常血糖回復の可能性を定義する。精密予防は機序的異質性を標的とし、社会経済的背景を問わずスケーラブルかつ手頃で適応可能な介入を組み合わせるべきであるとし、疾患の自然史を早期に変え代謝的健康を回復するための10の優先課題を提示する。
PICO
すでに知られていること: T2D予防はこれまで血糖異常が確立した後の介入が中心であった。
本研究で明らかになったこと: 前糖尿病寛解を軸としたライフコース全体でのリスク構造と、精密予防のための10の優先課題を提示した。
8. 大規模全ゲノムシークエンシングが明らかにするde novo変異の全体像と健康への影響
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42567929 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42567929/ | 2026 Aug 07
和訳アブストラクト
de novo変異(DNM)は先天性疾患の重要な原因である。晩婚化・生殖補助医療(ART)の利用増加に伴い、これらの生殖要因がDNMにどう影響し、その結果生じる変異が児の健康に影響するかを解明する必要がある。7,851組の親子family由来24,030人の全ゲノムシークエンシングにより、390,924個のde novo一塩基バリアント(dnSNV)を同定した。父親・母親の加齢はそれぞれ異なる変異パターンを示し、母親のDNM蓄積は高齢でより加速した。父親由来dnSNVの増加は高齢出産と在胎期間短縮の関連の一部を説明した。さらにARTは年齢とは独立した処置特異的な影響を示し、顕微授精(ICSI)は父親由来、排卵誘発は母親由来のdnSNV増加とそれぞれ関連し、ICSI関連の父親由来dnSNVはICSIと在胎期間短縮の関連の一部を説明した。体外での胚操作は初期接合後モザイク変異の増加と関連し、特にC>A置換は生後1歳時点の神経認知発達遅延と関連していた。
PICO
- P: 親子ペア7,851組から得られた24,030人(全ゲノムシークエンシング)
- I: 父母の高齢化・生殖補助医療(ICSI、排卵誘発、体外胚操作)への曝露
- C: 曝露のない、または程度の異なる家系との比較
- O: de novo一塩基バリアント(dnSNV)数、在胎期間、児の神経認知発達
すでに知られていること: de novo変異は先天性疾患の重要な原因だが、高齢化やARTがDNMや児の健康に与える影響の詳細は不明であった。
本研究で明らかになったこと: 父母の加齢とART手技(特にICSI・排卵誘発・体外胚操作)がDNM発生と一部の児の健康アウトカム(在胎期間、神経認知発達)に特異的に関連することが示された。
9. メンタルヘルス対話におけるAIチャットボットの行動を監査する臨床的に検証された枠組み
🔒 有料(抄録のみ)Nature Medicine (IF 58.7) | PMID 42567928 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42567928/ | 2026 Aug 07
和訳アブストラクト
数百万人のユーザーが感情面・行動面・メンタルヘルスの悩みを消費者向けAIチャットボットに相談しており、厳格でスケーラブルな安全性評価が急務となっている。本研究ではシミュレーションによる脆弱性増幅対話ループ(SIM-VAIL)という、メンタルヘルス領域でのチャットボット行動を監査する臨床的に検証された枠組みを提示する。SIM-VAILは特定の精神医学的脆弱性と会話意図を持つシミュレーションユーザーを用い、Claude・ChatGPT・Gemini・Grok・Llamaを含む最先端AIチャットボットと複数ターンの対話を行わせ、各やり取りを13の臨床的根拠に基づくリスク次元で採点する。9種のチャットボットと30のシミュレーションユーザープロファイルにわたる810件の対話を分析した結果、懸念される挙動は広範に認められたものの新しいモデルほど減少していた。懸念行動はユーザーの脆弱性と会話意図によって異なり、ターンを重ねるごとに蓄積し、早期のエスカレーション時点での介入により低減しうることが示された。リスクが最も高まったのは、本来支持的なチャットボットの応答がシミュレーションユーザーの脆弱性の根底にある心理的機序を強化してしまうパターン(VAILと命名)であった。
PICO
- P: 精神医学的脆弱性を持つシミュレーションユーザー30プロファイル、対象チャットボット9種(Claude、ChatGPT、Gemini、Grok、Llama等)
- I: SIM-VAIL(シミュレーション脆弱性増幅対話ループ)による複数ターン対話監査
- C: モデル間・脆弱性プロファイル間・エスカレーション早期介入の有無の比較
- O: 13の臨床的リスク次元での懸念行動の頻度・パターン(810対話)
すでに知られていること: 消費者向けAIチャットボットのメンタルヘルス関連対話における安全性評価の枠組みは十分に整備されていなかった。
本研究で明らかになったこと: SIM-VAILにより主要チャットボット横断で懸念行動を定量評価でき、新しいモデルほど懸念行動は少ないものの依然として広範に存在し、早期介入により低減できることが示された。
JAMA(IF 55.5) — 要約 3件 / 一覧 34件
1. 限局性中リスク前立腺癌に対する定位放射線治療(SBRT) vs 中等度寡分割IMRT:ランダム化比較試験
🔓 無料全文JAMA (IF 55.5) | PMID 42593775 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42593775/ | 2026 Aug 13
和訳アブストラクト
NRG-GU005試験は、限局性中リスク前立腺癌患者698例を対象に、定位体幹部放射線治療(SBRT、36.25 Gy/5分割、n=353)と中等度寡分割強度変調放射線治療(MH-IMRT、70 Gy/28分割または60 Gy/20分割、n=345)を1:1にランダム化して比較した国際多施設(136施設)第3相非盲検試験であり、追跡期間中央値3.2年の結果、2年時のEPIC-26排尿刺激/閉塞症状のMCID頻度に有意差はなかったが(35.4% vs 33.7%、P=.68)、Grade3-4の泌尿生殖器有害事象はSBRT群で有意に少なく(0.6% vs 2.5%、P=.04)、腸管領域のMCID頻度もSBRT群で有意に少なかった(34.9% vs 43.8%、P=.03)一方、3年無病生存率(DFS)はMH-IMRT群92.1%(95%CI 88.9-95.2%)に対しSBRT群88.6%(95%CI 85.2-92.1%)と片側log-rank検定P<.001でMH-IMRT群が有意に優れており、SBRTは複数のQOL領域を改善したもののDFSではMH-IMRTに優越性を示せなかった。
PICO
- P: 限局性中リスク前立腺癌(cT1-T2b、Gleason 3+4かつPSA<20 ng/mL、またはGleason 3+3かつPSA10-20 ng/mL)患者698例、136施設(アジア・カナダ・欧州・米国)
- I: 定位体幹部放射線治療(SBRT、36.25 Gy/5分割、n=353)
- C: 中等度寡分割IMRT(70 Gy/28分割または60 Gy/20分割、n=345)
- O: 2年時のEPIC-26排尿刺激/閉塞症状・腸管領域のMCID頻度、3年無病生存率(DFS)
すでに知られていること: 前立腺癌に対する放射線治療は寡分割・大分割照射へと進化しているが、SBRTとMH-IMRTのQOLおよび病勢制御における相対的な優劣は明らかでなかった。
本研究で明らかになったこと: SBRTは排尿失禁・性機能・腸管QOLで一部有利であったが、3年DFSはMH-IMRT群で有意に良好であり(92.1% vs 88.6%、P<.001)、SBRTはDFSに関してMH-IMRTに優越性を示せなかった。
2. がんにおけるリキッドバイオプシー:トランスレーショナルサイエンス・レビュー
🔒 有料(抄録のみ)JAMA (IF 55.5) | PMID 42574031 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574031/ | 2026 Aug 10
和訳アブストラクト
本総説は、血中循環腫瘍DNA(ctDNA)を用いたがん進行モニタリング、治療後の微小残存病変検出、治療反応性に関わる遺伝子変異同定の意義を概説したもので、尿路上皮癌患者1725例のメタ解析ではctDNA高値が無病生存率不良と関連し(HR 20.69、95%CI 9.63-44.43、P<.001)、術後補助療法下でも同様の関連が認められ(HR 4.51、95%CI 3.04-6.69、P<.001)、転移性疾患に対する全身療法中の患者でも全生存率のHRは2.0(95%CI 1.25-3.38、P=.004)であったほか、大腸癌患者130例の前向きコホート研究ではctDNAによる分子学的再発検出が標準的画像サーベイランスより約8.7か月早く得られており(5.5か月 vs 14.2か月、P<.001)、ctDNA検査の至適タイミングや陽性時の対応、費用対効果は依然として不明確であるとまとめている。
PICO
すでに知られていること: ctDNA検査は非小細胞肺癌・大腸癌・乳癌などで治療選択や再発モニタリングに応用され始めているが、臨床応用の最適な位置づけは確立していなかった。
本研究で明らかになったこと: 複数のがん種でctDNA高値が予後不良と強く関連し、画像診断に先行して再発を検出できる可能性が示されたが、検査タイミングや陽性時対応、費用対効果は今後の課題として残された。
3. EGFR変異かつTP53変異を有する進行非小細胞肺癌に対するオシメルチニブ単独 vs 化学療法併用:ランダム化比較試験
🔓 無料全文JAMA (IF 55.5) | PMID 42574006 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574006/ | 2026 Aug 10
和訳アブストラクト
中国17施設で実施された多施設非盲検第3相試験で、EGFR感受性変異とTP53変異を併せ持つ未治療のstage IVまたは再発非扁平上皮非小細胞肺癌患者294例を、オシメルチニブ+化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチンを3週毎4サイクル、その後オシメルチニブ+ペメトレキセドで維持療法、n=146)群とオシメルチニブ単独療法群(n=148)に1:1でランダム化したところ、追跡期間中央値25.1か月/26.1か月時点で、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)中央値は併用群34.0か月 vs 単独群15.6か月(差18.4か月、95%CI 9.9-22.3か月;ハザード比0.44、95%CI 0.32-0.60、P<.001)と併用群で有意に延長し、脳転移例やL858R変異例を含む事前規定サブグループでも一貫した効果が認められた一方、Grade3以上の治療関連有害事象は併用群で多く、新たな安全性シグナルは認められなかった。
PICO
- P: EGFR感受性変異とTP53変異を併せ持つ未治療stage IV/再発非扁平上皮非小細胞肺癌患者294例(中国17施設)
- I: オシメルチニブ+化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチン→オシメルチニブ+ペメトレキセド維持、n=146)
- C: オシメルチニブ単独療法(n=148)
- O: 無増悪生存期間(主要)、全生存期間・奏効率・安全性・QOL(副次)
すでに知られていること: EGFR変異陽性NSCLCに対する併用療法の有用性は議論があり、特にTP53共変異例など併用療法の恩恵を受けやすい患者集団の同定が課題であった。
本研究で明らかになったこと: TP53共変異を有するEGFR変異陽性NSCLCでは、オシメルチニブ+化学療法併用が単独療法よりPFSを有意に延長した(34.0 vs 15.6か月、HR 0.44、P<.001)。
Annals of Internal Medicine(IF 19.6) — 要約 4件 / 一覧 4件
1. 心房細動+僧帽弁狭窄症患者における直接経口抗凝固薬(DOAC) vs ワルファリンの実臨床での有効性・安全性:標的試験エミュレーション研究
🔒 有料(抄録のみ)Annals of Internal Medicine (IF 19.6) | PMID 42574730 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574730/ | 2026 Aug 11
和訳アブストラクト
台湾の全国保険請求データを用いた標的試験エミュレーションによる観察コホート研究で、2011年1月~2021年12月に心房細動と僧帽弁狭窄症を合併しDOACまたはワルファリンを処方された患者を対象に、虚血性脳卒中・全身性塞栓症・複合脳卒中・心筋梗塞・頭蓋内出血・消化管出血・その他重要部位出血・全死亡のリスク差(RD)とリスク比(RR)を1年・5年時点で評価したところ、ワルファリンと比較してDOACは1年時点で虚血性脳卒中のリスクが増加し(RD 4.97ポイント、95%CI 1.27-8.57;RR 1.22、95%CI 1.05-1.41)、複合脳卒中も増加した(RD 5.56ポイント、95%CI 1.77-8.97;RR 1.23、95%CI 1.07-1.42)一方、心筋梗塞のリスクは減少し(RD -1.61ポイント、95%CI -3.17--0.03;RR 0.61、95%CI 0.37-0.99)、リバーロキサバンは短期・長期いずれの追跡でも虚血性脳卒中リスクを増加させたが、出血リスクおよび全死亡には両群間で差を認めなかった。
PICO
- P: 心房細動+僧帽弁狭窄症(AF-MS)と診断されDOACまたはワルファリンを処方された台湾の患者(2011-2021年、保険請求データ)
- I: 直接経口抗凝固薬(DOAC)
- C: ワルファリン
- O: 虚血性脳卒中・全身性塞栓症・複合脳卒中・心筋梗塞・頭蓋内出血・消化管出血・その他出血・全死亡(1年・5年時点のリスク差/リスク比)
すでに知られていること: AF-MS患者に対するDOACの安全性・有効性はワルファリンと比較して議論が続いていた。
本研究で明らかになったこと: アジア人AF-MS患者では、DOACはワルファリンと比較して1年時点の脳卒中リスクを増加させる一方、心筋梗塞リスクは減少させることが示された。
2. 炎症性腸疾患
🔒 有料(抄録のみ)Annals of Internal Medicine (IF 19.6) | PMID 42574729 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574729/ | 2026 Aug 11
和訳アブストラクト
炎症性腸疾患(IBD)の世界的な疾病負担は増加を続けており、患者は疾患活動性の管理に加え、慢性炎症や長期免疫抑制療法に伴う感染症・悪性腫瘍・骨量減少・栄養欠乏・精神健康障害などのリスクにも直面することから、本総説はワクチン接種・がん検診・骨/心血管代謝の健康管理・栄養・心理社会的支援を含む、外来管理における体系的なヘルスケアメンテナンス戦略を、消化器専門医とプライマリケア医の役割分担・連携の観点から解説している。
PICO
すでに知られていること: IBD患者は疾患活動性の管理に加え、慢性炎症や免疫抑制療法に伴う感染・悪性腫瘍・骨量減少などの合併症リスクを有する。
本研究で明らかになったこと: 本総説は、ワクチン接種・がん検診・骨/心血管代謝管理・栄養・精神保健支援を柱とする、消化器科とプライマリケアが連携した体系的なヘルスケアメンテナンス戦略を提示した。
3. 第1中足趾節関節症に対する手術 vs 経過観察:ランダム化比較試験
🔒 有料(抄録のみ)Annals of Internal Medicine (IF 19.6) | PMID 42574728 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574728/ | 2026 Aug 11
和訳アブストラクト
フィンランドの三次医療機関で実施された単施設・並行群間・優越性ランダム化比較試験で、症状が1年以上持続し歩行時痛スコア(NRS 0-10)が4以上の第1中足趾節関節症(拇趾強直症、Coughlin-Shurnas分類I-III)患者90例(平均年齢58.1歳)を、第1MTP関節固定術(ラグスクリュー+背側プレート)群と経過観察群に1:1でランダム化した結果、89例が12か月追跡を完遂し、12か月時点の歩行時痛は手術群1.3、経過観察群5.7であり、調整平均差-5.0点(95%CI -6.1--3.9)と、事前規定の臨床的に意味のある最小差1.7点を大きく上回って手術群が有意に優れていた。
PICO
- P: 40歳以上、症状1年以上持続し歩行時痛NRS≥4の第1中足趾節関節症患者90例(フィンランド単施設)
- I: 第1MTP関節固定術(ラグスクリュー+背側プレート)
- C: 経過観察(watchful waiting)
- O: 12か月時点の歩行時痛(NRS 0-10)
すでに知られていること: 拇趾強直症に対する手術と自然経過を比較したランダム化比較試験はこれまで存在しなかった。
本研究で明らかになったこと: 第1MTP関節固定術は経過観察と比較し、12か月時点の歩行時痛を臨床的に意味のある水準を超えて有意に改善した(調整平均差-5.0点、95%CI -6.1--3.9)。
4. 複雑な併存疾患を有する患者の非心臓手術における周術期心血管リスクをどう管理するか?ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターからのグランドラウンド討論
🔒 有料(抄録のみ)Annals of Internal Medicine (IF 19.6) | PMID 42574725 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42574725/ | 2026 Aug 11
和訳アブストラクト
本稿は、多発心肺疾患を含む複数の併存疾患を有する80歳男性の広範な皮膚癌手術を題材に、一般内科医と循環器内科医の2名の専門家が、2024年に米国心臓協会・米国心臓病学会等が系統的文献レビュー・多職種専門家コンセンサス・査読を経て発表した非心臓手術患者の心血管リスク評価・管理に関するエビデンスに基づく推奨を踏まえ、術前評価の進め方、過剰スクリーニングを避けつつ高リスク患者を適切に管理する方法、術中・術後の心合併症モニタリングについて討論するグランドラウンド形式の記事である。
PICO
- P/I/C/O: —(症例をもとにした専門家討論のため)
すでに知られていること: 2024年AHA/ACC等のガイドラインは非心臓手術における心血管リスク評価・管理の枠組みを示しているが、複雑な併存疾患を有する個々の症例への適用には臨床的判断が必要である。
本研究で明らかになったこと: 本討論では、多疾患併存高齢患者における術前評価から周術期モニタリングまでの実践的アプローチを、2名の専門家の視点から具体的に示した。